本格的メインテナンス 平成10年12月19-20日
富士山、笠井練習会とエンジンがかからずただをこねたCRE。ちょっと早いけど本格的にメインテナンスをすることに。全バラする前にわかっている問題点は以下。
ピストンは大丈夫
外装パーツとタンク、サブフレームやリヤサスなどを外してバイクのリアセクションがなくなった。10月にエンジンを開けているけど、もう一度シリンダを開けて様子を見てみることにする。チャンバも外して水を抜いて、シリンダを外す準備は完了。シリンダを外してみたところピストンやピストンリングはそれほど減っている様子はない。リングは多少開きが悪くなっているけど大丈夫。ピストンもちょっとリングしたまで吹き抜けがあるけど、大きな傷や削れもない。キックしてみたときの圧縮比が落ちている感じもしないし。エンジンのシリンダ周りの問題で掛かりが悪いということはなさそう。でもまぁ9ヶ月たったし、距離も2000Kmくらいは走っているので、交換することにする。手元にスペアパーツがあったから。
ひぇ、やってしまった
ピストンを交換するためピストンピンクリップを外す。「これをクランク室におとしちゃいけないんだよな」と思ってやっていたら、ぽろっと落としてしまった。やっちゃいけないと思っていることをやって仕舞うのがおばかな証拠。クリップはクランクウェブの間から見えているので簡単にとれるだろうと思ったんだけれど、引っかかってとれない。ごそごそやってもだめ。結局フレームからエンジンを下ろしてクリップをとることにした。
結局エンジンを下ろすことに
本当はエンジンを下ろすつもりはなかったので、いろいろ電送系がついていた。これを外してエンジンを下ろす。ところがこれが取れない。CRのアルミフレームは普通のダブルクレードルよりメインチューブが太くストレートなので、エンジンを取り出すスペースが限られている。そこから微妙にひねりながら取り出した。エンジンを下ろしちゃうとCRのフレームは本当にロードのフレームのよう。先日見たオグショーさんのCRのフレームがバフがけしてあってかっこよかった。それで、水越のも磨こうかと思ったけどめんどうなのでやめた。
新品のピストン周りを組みつけてエンジンを組み直し、フレームに取りつける。シリンダを付けたエンジンはもっとフレームに組み込みにくいのでした。
ラジエターが曲がってる
エンジンを下ろしたついでにゆがんでしまったラジエター周りを観察する。転倒した際に内側に曲がっちゃったみたい。ただ、水路が潰れている様子はないので、機能的には問題ない。ラジエターバイザーを付けるステ−だけ直すことにした。
スロットルケーブルが渋い
キャブを外してケーブルだけにしてもスロットルの動きが渋い。オイルを注してみたけどあんまり変わらない。ビッグタンクでケーブルの取り回しが変わったためタンクとフレームの間にケーブルがはさまって潰れているところがある。これが動きが渋い原因かもしれない。交換することにした。ケーブルを注文したので、しばし作業中段。同時にクラッチケーブルも新品に交換した。